小学館『漫画家本 special ドロヘドロ本』に寄稿しました。
ご無沙汰しております。
小学館の「漫画家本」シリーズから、『ドロヘドロ本』が発売されました(amazonリンク)!
わたしは「魔の七章 ドロヘドロを語ります。」にて、
論考「『それはまだ……混沌の中』ーー中途半端なファンタジーとしての『ドロヘドロ』」の寄稿で参加しております。
ハイ・ファンタジー/ロー・ファンタジーというファンタジーのジャンル区分に微妙に収まらない世界移行物ファンタジーの系譜に『ドロヘドロ』を位置づけ、
さらにその系譜にも収まりきらない本作の特異な魅力を、その群像劇性や、人格の分裂・記憶喪失などのモチーフと重ねて抉出しようという試みの論考です。
表紙を一目見ればわかるのですが、数々の最高の漫画家さんと同じ本に名を連ねることができ、とても嬉しいです。
本自体もものすごく豪華で、わたしはとりわけ作者・林田球さんのインタビューや対談、設定資料やプロットのスケッチブックの一部公開などにたいへん興奮しました! ファンのかたには間違いなくオススメできる本です。
よろしくお願いいたします――。