『基礎英語1』連載:「思春期になったら読みたいアメリカ文学」

ご無沙汰しております。

 

今店頭に並んでおります『基礎英語1』(NHKテキスト)四月号から一年、月イチで計十二回、

巻末コラムの「思春期になったら読みたいアメリカ文学」にて、アメリカ文学に関する連載を担当いたします。

 

漫画家・イラストレーターのはしゃさんtwitterpixivが、毎号扱われているアメリカ文学作品からすばらしいイラストを描いてくださるコーナーにもなっておりまして、

わたしはもともとはしゃさんのファンで、まんがはもちろん、コミティアでの同人誌なども購入していたので、最初にイラストを見たときにはとてもおどろき、嬉しかったです。

 

そして何よりも、中学1年生向けの英語教材で、このような「文学」に関するページがしっかり用意されるということは――わたしは小学校・中学・高校での英語教育に関してはほぼ門外漢なのでちゃんと実感があるわけではないのですが――もはや極めて珍しいことなのではないでしょうか。

おそらくこの企画には編集部の並々ならぬ野心と冒険が賭けられているのだろうと想像いたしますので、

わたしもこの連載を自分にとっての機会としてだけではなく、子どもたちに「文学」が読まれることにとっての大きな機会として、毎回気合を入れて原稿を書いてゆきたいところです。

 

現状、初回の4月号にはホーソーン『緋文字』とメルヴィル『白鯨』についてのエッセイが載っています。

5,6,7月号では三回続けて『トム・ソーヤーの冒険』と『ハックルベリー・フィンの冒険』について書く予定です。

なんとか子どもたちに文学に親しんでもらい、さらにできればその奥深さのとば口に立ってもらえるような場になればいいなと思っております――。